サイドFIRE
会社員として働いているとき、とにかく仕事を辞めたかった。
好きなことだけやって生きていけたらどんなに幸せだろうといつも思っていた。
でも、そんなこと可能だろうか…と。
ちょうどFIREなんて言葉が流行り始めていた。
Financial Independence Retire Early
経済的自立を実現して早期リタイアすることだ。
完全FIREはかなりの資産が必要なので私には非現実的だが、サイドFIREなら出来なくはないと考えた。
そして4年程かけてある程度まとまった資産を作った。
私は極端な性格なので、やると決めたらとことんやる。
徹底的に無駄な支出を見直し節約した。
ランチもおにぎりを作って持っていき昼食代を節約した。
休職がきっかけにはなったが現在は退職し、以前のようなフルタイムでの稼ぎがなくてもなんとか生きていけるくらいの状況は作ることができた。
今後の理想は、好きなことをして生活費くらいは稼げるようになることだ。
お金がもたらすもの
お金はものやサービスと交換できるという、それ自体の価値はもちろんだが、それだけではない。
お金は自由をくれる。
体調を崩して休職した時、無理して嫌な仕事に復職することなく退職を決意できたのは、ある程度の資産があったからだ。
これまでは目の前の仕事をこなすことで精一杯で、あまり疑問を持っていなかった。
向き合うことから逃げていただけかも知れないが…。
嫌な思いを我慢して手にしたお金で、ストレス発散の為に買い物をしたり、ご褒美と言って頻繁に甘いものを食べたり…、本末転倒である。
今は仕事のストレスがないのでストレス発散の為のお金は必要ないし、時間もあるので丁寧に自炊して出費を抑えることもできる。
ストレスが無ければ、無駄な出費は減るということが分かった。
だったら無理して嫌な仕事をするよりも、収入が減っても好きなことをして生きている方がずっと幸せではないだろうか。
でもこれが難しいということもよく分かる。
なぜなら人間は先のことを心配して不安になってしまうから。
引き寄せの法則的に考えると、不安になることで不安になるような状況を引き寄せてしまうだろう。
それを回避してくれるのがお金だ。
お金があれば不安になることなく、新しい選択をすることができるから。
だから自由になるために、お金はとても重要な役割を果たしてくれると思う。
もう一つ、お金があれば不労所得を得ることもできる。
働かなくても、お金がお金を生み出してくれるのだ。
そして、更なる自由を手にすることができる。
この事実を知っている人は多いだろう。
でも知っているのと、本当に理解して実践しているのとは違う。
私もそうだった。
お金を貯めるには目先の小さな欲求と戦わなくてはならない。
でも一番しんどいのは最初だけだ。
サイクルが回り始めると、それ自体が楽しみになり、より加速していく。
なにより、後々この自由が手に入るなら安いものだ。
目先の小さな欲求と将来の自由、どちらが欲しいだろうか。
後者なら、是非今日から一歩踏み出してみよう。
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