化粧水が無くなって考えた
最近、化粧水が無くなった。
これまではニールズヤードの基礎化粧品を使っていたのだが、今はシンプル生活をしているので、今回はプチプラに変えてみようかな…などと考えている。
色々ネットで口コミなどを検索しているが、魅力的なものが沢山あって、なかなか選べない。
繋ぎのつもりで、以前お宿でいただいてきた化粧品を出してきた。
しばらくはこれを使おう。
今あるものを有効活用
別で紹介している通り、お宿はそこそこ高級なところに泊まっているので、アメニティもなかなか良いものが多い。
もともと貧乏性の私は、貰えるものは貰って帰ってくるタイプなので、いくつか使わずに置いてあるものがあった。
次の旅行の時に持っていこうなどと考えているが、その宿にもアメニティはあるので、結局使わずに貯まっている。
使い始めてふと思った。
これでしばらく生活できるではないか…。
貧乏くさいと言われるかもしれないが、私としてはものを大切にしているつもりである。
シリアで手に入りにくかったもの
以前青年海外協力隊でシリアに2年赴任していたとき、決してシリアで必要なものが買えなかった訳ではないのだが、手に入りにくいものがいくつかあった。
シャンプーとリンスは日本でも買えるような海外製品が普通に手に入るのだが、トリートメントは全国どこの店でも発見できなかった。
なので、ヨルダンなどの隣国へ行った際に購入してきて大切に使ったりしていた。
あと日本の調味料や日本のインスタントラーメンなど。
日本からいくつか持っていったし、隊員同士で助け合ったりはしていたが、日本人である私にとってこれらはとても貴重なものだった。
もちろんアラブ料理もとても美味しいのだが、やはりどうしてもたまに食べたくなるのが日本の味だ。
首都のダマスカスに日本食材を販売している店舗が一つあったので、ダマスカスに行ったときには見に行くのだが、シリア在住の日本人は限られているので回転率が悪いのだろう。
賞味期限が改ざんされており、とっくに賞味期限切れのものばかりで、結局あまり購入できなかった。
ちなみにこの改ざんの方法が分かりやすく、上からシールを貼り直しているだけなのだ。
しかもそのシールが剝がれかけていたりする。
誰が見ても分かるのに、質問すると、そんなことはないと開き直って笑っていた。
国民性という訳ではなく、その店主の問題なのだが、こういうことが許される国もあるのだな…と逆に感心したものだ。
そんな感じだったので、日本食材もとてもとても大切に使っていた。
シリアでの生活で知った本当の豊かさ
お金と同じで、ものも人はあればあるだけ使ってしまうと思う。
逆に無ければ無いなりに節約したり、代替品を探したりと工夫をすることもできる。
その工夫の中に発見があったり、それが楽しかったり嬉しかったりするから、ものがある=豊かであるとは限らないのだと思う。
もう20年近く前のことなので、すっかり忘れてしまっていたが、あの頃感じていた心の豊かさを思い出して嬉しくなった。
協力隊での生活は、私に本当の豊かさを教えてくれたのだと改めて気付いた。
という訳で、しばらくは今あるアメニティで生活してみようと思う。
ちょっと貧乏くさいかな…と最初は自分でも少し思っていたが、今はとても満たされた気分だ。
コメント