私の資産運用の歴史
昔から資産運用には興味があり色々やってきた。
色々やってきた結果、現在の私の資産はインデックスファンドが中心となっている。
ここまで来る間に沢山失敗もしたので、今日はその話を書きたいと思う。
毎月分配型の投資信託は元本がどんどん減っていく
始めての株は1社目の持ち株を退職時に有価証券に換えた時から始まった。
この時証券口座を開設したから積立投資でもやろうと思い、何の知識もないまま投資信託をいくつか買った。
毎月分配型というやつだ。
その当時は未熟だったので毎月お金がもらえるなんて素敵!と思った。
だが株は長期的に見て右肩上がりになったとしても、短期的には上がったり下がったりするものだ。
つまり毎月必ず分配するというのは無理な話で、下がっている時は元本を取り崩して分配金を払う。
結果は言うまでもないが、どんどん元本が減っていき配当金も減っていった。
結局プラマイどっちだったのか、今となっては分からない…。
おそらく損したものも多かっただろう。
FXで大失敗
人材業界にいる時、一時期FXをやっていた。
これも良く勉強もせずに、なんとなくノリで始めたのが良くなかった。
結果から言うと、2回ほど強制ロスカットを経験し数百万円の損失をした事がある…。
その時には頭が真っ白になった。
レバレッジ取引はリスクが高いということを、知っているつもりでよく理解していなかった。
また『卵は同じかごに盛るな』という投資の原則も知っているつもりだった。
だが強制ロスカットを避けるために集中投下してしまい、結果ロスカットされてしまった。
その後レバレッジを下げてしばらく続け、多少取り戻すことはできたが、常に為替の変動が気になって仕方がない状況に耐えられずFXは辞めた。
同時に節約生活を意識するようになり、短期間でまとまった資金を作った。
日本の個別株は見極める目が必要
休職して時間が出来たので、本格的にお金の勉強を始めた。
今は良い時代で、YouTubeを見れば無料で有益な情報が沢山配信されている。
当時はコロナ禍で全体的に経済が低迷している時期だったこともあり、日本の個別株をいくつか購入してみた。
自分が活用している物やサービスを提供している企業など、純粋に応援したいという思いから購入した株の多くはプラスになっている。
多少マイナスになってしまったものもあるが、優待などを楽しむことができるので満足している。
でもテンバガーを狙ってよこしまな気持ちで買ったグロース株の中には、大きく値下がりしてしまったものもある。
売上や利益の推移など自分なりにもちろん確認したが、やっぱり簡単ではない…。
リスクの高いグロース市場の個別株は、私には不向きだったようだ。
現在の資産状況
インデックスファンド最強説
これまで色々な経験をしたが、結局行きついたのはインデックスファンドだ。
私は米国(S&P)と全世界株式連動型を中心に、少しだけ新興国株式を毎月一定額積立投資している。
これらのファンドは多くの人がおすすめしているので取り入れている方も多いと思うが、手数料も安く長期的に見れば年率5~7%くらいで推移している優良ファンドだ。
リスクも低めで比較的投資初心者でも、買いやすい投資信託だと思う。
複利の力
そして遅ればせながら知ったのが、複利の力だ。
アインシュタインの『複利は人類最大の発明だ』という名言を知っている人も多いだろう。
例えば100万円を年利5%で20年運用すると、270万くらいになる。
利息を再投資することで資産が雪だるま式に増えていく。
それが複利の力だ。
複利の恩恵を受けるためには、コツコツと長期で投資し続けることが大切だ。
短期のチャートの上下動に一喜一憂するのではなく、上がっても下がってもひたすらコツコツと継続すること。
これこそが資産を最大化する秘訣である。
と今は思っている。
NISA口座の活用
NISAとは税金がかからない非課税口座のことだ。
一般講座だと運用益から約20%ほどの税金が引かれてしまうので活用しない手はない。
来年から新NISAも始まる。
非課税枠が大幅に拡大され、非課税期間も無期限となる。
超高齢化社会がますます進行する中で、『自分の身は自分で守れ』というメッセージの現れだと思う。
一方で、NISA口座の開設率はまだ2割以下だそうだ。
日本は欧米諸国と比較しても、まだまだ資産運用が浸透していないようだ。
私もNISAを始めてまだ2年くらいだが、もっと早く始めれば良かったとちょっと後悔している。
もしまだの方がいたら、一日も早く始めることをおすすめしたい。
コメント