やりたくないことはやらないという選択

スピリチュアル

引き寄せの法則

これまで引き寄せの法則や宇宙の法則などのスピリチュアル系の本を沢山読んできた。

どの本も要約すると『思考は現実化する』とか『今ここを生きる』とか『好きなことやワクワクすることをすればいい』みたいなことが書いてある。

そうなんだろうなと思うし、私はこれらの法則を信じている。

でもそれを実行に移すのはとてもとても難しい…。

過去の失敗をしばらく引きずったり、嫌な思いをしたときに気持ちを切り替えようと思ってもなかなかできなかったりする。

また先の心配なんてしなくていいと思っていてもやっぱり心配になることもある。

瞑想にも挑戦するが私の思考は忙しく、なかなか静かにならない…。

今この瞬間を味わおうと思っても、意識は過去や未来を彷徨ってしまうのだ。

好きなことって…

なりたい自分を想像してみたりもするが、それも抽象的になってしまうし、好きなことをやってみようとも思うが、好きなことって何だろう…旅行は好きだけどみんな好きなことだしな…と思ってしまう。

頭では理解していても、宇宙の法則を使いこなすのは難しいのだ。

それならばと実践的な本を買ってやってみたりもした。

でもそれもだんだん面倒くさくなっていき、長続きしない…。

それでも常に意識することが大事だと思い、今でも定期的に本を読み返しているが、あまり手ごたえはなかった。

かもめ食堂のメッセージ

私は『かもめ食堂』という映画が好きで、もう何度も見ている。

原作は群ようこさんなのだが、荻上直子監督によって映画化されている。

同じ荻上監督の作品で『めがね』という映画も好きで、あと監督は違うが『マザーウォーター』とか『プール』という映画も好きだ。

全て小林聡美さんともたいまさこさんが出演されている作品なのだが、ちょっと空気感が似ている。

どの作品も自由気ままに好きなことをして生きている人たちが描かれていて、自分の気持ちに正直に自然の流れに抗わずに生きることの大切さを教えてくれる。

そんなかもめ食堂の中で大好きなセリフがある。

『いいわね。やりたいことをやってらして…』と言うマサコ(もたいまさこさん)に対して、『やりたくないこはやらないだけなんです!』とサチエ(小林聡美さん)が返すのだ。

この『やりたくないことはやらないだけ』という言葉がある時私の胸に強烈に突き刺さった。

ふと、こういうことなのかも知れない…と自分の中で腑に落ちたのだ。

私なりの解釈

好きなことを見つけるのは案外難しい。

でもやりたくないことは比較的分かりやすい。

そしてやりたくないことをやらないという選択が、結果好きなことを見つけることに繋がるのでは…と思ったのだ。

例えば私は、何か明確にしたいことがあった訳ではないが、とにかくやりたくなかった前職を辞めた。

このブログも最初から好きで始めたわけではないが、なんとなく流れに乗って行きついて、今は楽しいと感じている。

書くこと自体が楽しいというよりも、自分の発した情報が誰かの役に立ったり何かのきっかけになったりしたら嬉しくて、その手段としてのブログを書くことに喜びを感じている。

まだ道半ばだし、今後気持ちは変わるかも知れないが、私なりの解釈で引き寄せの法則を体現しつつ、より自分らしい幸せな日々を送れているかなと思っている。

好きなことして生きていく
ハンドメイド品の販売 会社員として働いているとき、とにかく仕事を辞めたかった。好きなことだけやって生きていけたらどんなに幸せだろうといつも思っていた。でも、そんなこと可能だろうか…と。 とは言え、いきなり会社を辞めて挑戦する勇気もなかったの...

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